この話は実は10年前にさかのぼり今につながります

わが社も今年で築10年を経過し、今年は外装工事をと計画を立てました
塗装、吹きつけ、防水業者でありながら、2年目から雨漏りをはじめ、原因がよくわからない
3階建てで、一階がローソンなので落雪被害防止の為に庇を出さず大きな内樋にしたため
どうも、ドレン廻りに問題があるらしい
「この茅野市の寒冷地で庇が無く、内樋にするなどもってのほか、設計が悪い、こんなつくりで
防水したって、きっといつかは雨漏りして責任はもてない、念書を書かなければ防水はしない!!」
などと日ごろから偉そうに言っておきながらこの始末
いつものように、これも日頃からの寒冷地防水の信念を証明することができるから・・・・
などと自分を言いくるめつつ、雨漏りを観察する日々が続く
ついに、2階のレンタルビデオの店内に大量の雨漏りが起こり、300本のビデオをだめにしてしまう
店長に、いやみを言われ「防水屋さんなのになんで雨漏りすんのよ!」とこっぴどくしかられ
あわてて、保険やさんに連絡を取るも「自社ビルの雨漏りでの損害は、うけつけませ〜ん」
とすげなく断られるも、しかし簡単に退散するわけにはいかない、必殺の裏業を使う
内緒だけれど、かくかくしかじかの手を使い、ビデオの損害を補填してもらう
(この件に関して詳しく知りたい方は直接私に!)
そこであわてて、屋根に登りシート防水をした箱樋のドレン廻りを真剣に調べる
自社ビルでありながら、忙しい時だったのでシート防水をある外注に頼んだ為に
ドレン廻りの納まりに問題があったのだ、まったく紺屋の白袴であり、気が付かないものです
いや、気がつかないというよりも、「そんなところのわけは無い」との思い込みが怖い
疑いをかけた金物業者、笠置の業者、の皆さんごめんなさい
まったく、お恥ずかしい話であります
レこれは自社の場合であり、通常は雨漏りすればすぐ対応します
 なんと言っても自分のところでかなり訓練していますから、安心しておまかせください

つづく。
(まだまだこれから。)
            2004.6
次は、外壁の困ったお話

さて、時は移りさらに10年今は、2015年2月
また足場をかけ、改修工事が始まった
いくら本業だからといい趣味みたいに外壁改修工事をするとは参った
なぜかというと、相変わらず雨漏りが止まらない
どうもおかしい、10年間培った雨漏り修繕技術で、足場に上り詳しく観察するとやはり排水周りがおかしい
横引きドレン外部にエルボでまげて下に下げ
そこに壁直付けのじょうごのような水受けがついているではないか
これはダメだ、竪樋が凍結するとじょうごからミスがあふれ壁の中に入っていたのだ
頭にきて、立派なステンレス製のかっこいいじょうご風の水受けを切り取り外してみると
案の定、無塗装のサイディング、ビス止め隙間等から水が浸入している
夕立でも来たら、返し水で漏るのは当然だ
20年たって、やっと原因がわかるなんて悔しい
結局は、ドレン周りのおさまりが、カッコよさを求めたために実用的ではなかった

今度は、ウレタン防水に変更としよう

もう私も66歳、足場の上り下りもきつい年になる
でも頑張って、雨漏り修理に励みます

水は抜けるところを用意してあげる・・・・・鉄則…隙間が必要…密封してはいけないのだ  ちゃんちゃん!